「赤いべべ来た可愛い金魚♪」は、鹿島鳴秋の童謡「金魚の昼寝」。
この可愛い歌をご存知の方も多いと思う。
では、北原白秋の童謡「金魚」はご存知だろうか?
母さん、母さん、どこへ行った・・・寂しい子供の心が壊れてゆく。
母さん帰らぬ、寂しいな・・・姿が見えないだけかしら?
子供の頃はただ怖かっただけの
この歌。
子育て犬育てが長くなって、親への警告に思えてきた。
歯の生え変わり期を過ぎても残る犬の破壊活動は、ストレスだそうだ。
(放置していて時間経過に任せて収まることは、まずないらしい。)
犬を抱いて金魚を眺める中学生の息子と、くだらないおしゃべりをしていて、
ふとこの歌を思い出し
こんな時間が、ご馳走より大切なのかもしれない。
と思った。
ねーねーお母さん。
ほら、見て見てお母さん。
こんな時間の息子の顔は、まるで幼児だ。
向かい合うのではなく、蒸し暑い夏でも隣同士に座って。
中学生の息子だけではなく、成人し母親やってる娘も
ま~だ同じようにくっついて、ノンストップで話しかけてくる。
お母さんが心身ともにヒマぢゃないと、子供は話しかけにくい。
子供って、優しくて寂しがりなんだと思う。
ウィリアム・サローヤンの「ママ・アイラブユー」と「パパ・ユーアクレイジー」は、
何度も何度も読んで、いつも新しい気付きを貰っている本だ。