今日はTAROさんの誕生日、私がファザコンをいやでも自覚させられる日。
面識のない父とTAROさんの誕生日は、一日違い。
毎年毎年、子供の頃から「耳にタコ」ができるほど聞かされてきた父のセリフを、
TAROさんも毎年言うのである。(涙)
俺の誕生日には、
花火が上がるんだぞ。
父が自分の誕生祝いだと言いたげなのは、
宇和島和霊大祭の花火。
TAROさんが自分の誕生祝いだと言いたげなのは、
大阪の天神祭りの花火。
どっちも生前に恨みを残して死んだ人の霊をしずめる御霊(ごりょう)信仰のお祭り。
・・・なんだけど。
二人とも母親に、
学問の神様・菅原道真の生まれ変わりだから、
オマエは勉強ができるはず!
と、言われて育ったそーで・・・
片や宇和島で、片や米子で・・・だ。
災害の記憶がだんだん風化するに従って
道真が優れた学者・詩人だった=天神は学問の神として信仰されるように
変化しちゃった事実なんか、自分が受ける何の受験にも関係ないから、
一生お勉強しない=知らないんだもんね。
父よ。
キレイならオカマと知っても花束持って「一度でいいからお食事を」と通いつめてた父よ。
確かに学問の神様は生前妾もいたし、遊女遊びもしたらしいね。
TAROさん。
大学入試で解答用紙を提出し忘れ、しっかり持って帰って浪人したTAROさん。
学問の神様は、結構オッチョコチョイで
淀川下流の中洲を淡路島と勘違いして上陸したんだってね。
そこんとこ似てますからっ。
TAROさん、
お誕生日おめでとうございます。
毎年父を思い出させてくれて、ありがとう。