去年、陽性で一年間投薬したこてつ君無事クリアしました~!と動物病院で言われたとたん、
涙がじわわわ~・・・よく頑張りましたね。発見が早かったからね。と獣医さんも笑顔でした。
毎年全ての犬にこの検査をして、四月~11月までガッツリ投薬していたのに。
去年の陽性結果には、獣医さんは驚愕し私は心臓が止まりそうでした。
なんで・・・と顔を見合わせていたら、AHTさんが「ぺっ!」以外考えられないでしょ?
と言ってくださって、やっと「ああ、そうか・・・」と思ったのですが
私が子供の頃、蚊は夏にしかいない虫でした。
もちろん冬にもいたんだけれど、私が子供の頃にいたのは殆どアカイエカだったのです。
アカイエカは越冬する昆虫で、休眠気温になると吸血しません。
が、休眠気温にならない室内やビルとビルの間など暖かい場所では吸血します。
このアカイエカにそっくりなチカイエカは、冬でも休眠せずにガッツリ血を吸います。
室内温度が10度あれば吸血活動をおこなう、冬でも血を吸う蚊の正体です。
もともと英国の暗くて狭い地下の水たまりで繁殖していたので有名なこの蚊は、
アカイエカよりも様々な面で繁殖力に優れ、都市化が進むにつれて各地の
ビルの地下の排水溝や浄化槽、地下鉄の側溝などの生活環境に順応してゆき、
今や、都市化と共に真冬でも吸血するチカイエカがアカイエカより優勢な地域も多いそうです。
「都心は一年通しての投薬の方が安心」ちょっと覚えておいて下さい。
せめて毎年フィラリアの血液検査を欠かさなければ、(発見が早ければ)
こてつのように投薬で「陰性」にすることができるそうです。